不妊カウンセラーコラム

AMH(アンチミューラリアンホルモン)が低いと妊娠できない【不妊治療経験カウンセラーvol.23】

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AMHという言葉、聞いたことはありますか?

卵巣から出ているAMH(アンチミューラリアンホルモン)のことで、このホルモン値を測ることによって「あとどのくらい卵子があるのか、あとどのくらい排卵し続けることができるのか」が予測できるのです。

年齢ごとに基準値が定められているのですが、例えば27歳以下では5.77、30〜31歳では5.23、34〜35歳では3.65、40〜41歳では1.72(単位はng/m)というように、30台半ばから急激に低下し始めます。

AMHが低い=排卵できる時期が短い=残っている卵子が少ない、ということです。

しかし、AMHが低い=妊娠しにくい 、と思われがちですが、必ずしもそうではないようです。

数値が高い方が妊娠の可能性は高いと言えますが、あくまでも卵子の質が良いかどうかが問題点で、たとえ卵子が少なかったとしても質が良ければ妊娠する可能性はあるということです。

検査値が低くて落ち込んでいる方も、どうか希望は持ち続けてくださいね。

ステップアップのきっかけに

Aさんは結婚してから1年ほどしても子供が授からなかったので、不妊治療を始めることにしました。

人工授精を数回しても授からず、体外受精にステップアップする段階でAMHの検査をしたそうです。

その数値がかなり低かったのでショックを受け、もっと早く検査をしておけばよかったと後悔していました。

しかし、数値が低くても卵子の質が良ければ妊娠する可能性はあるとお伝えすると少しホッとした様子がうかがえました。

AMHの数値を知ったことが体外受精に踏み切るきっかけとなり、現在Aさんは体外受精に向けて治療中です。

 

ここ最近、20代や30代で閉経してしまう方が少なくないそうです。

日本産婦人科学会によると、43歳未満で閉経してしまうことを早発閉経といい、20代では1000人に1人、30代になると100人に1人の割合で起こるそうです。

もともと生理不順な方、過去に卵巣の手術をしたことがある方に多く見られるようです。

なかなか妊娠しないという方で無月経が続いている方はすぐにでも検査を受けた方がいいでしょう。

また、子供を望んでいない方でも、数値が低いと骨粗鬆症などの女性特有の病気になる可能性もあるので、検査を受ける価値はあると言えます。

数値が基準値よりも低いからといって妊娠できないわけではないけれど、少なくとも妊娠したいと思っている時期を早めにした方がいいでしょう。

先ほど紹介したAさんのように、AMH検査は治療のステップアップの判断材料になります。

数値が低くても妊娠の可能性はあるので、希望を持って治療に望んでほしいと思います。

卵子の話

ところで、卵子はいつから女性の体内にあるのか知っていますか?

排卵したら次の卵子が作られる、と思っていませんか?

卵子はなんと、お母さんのお腹の中にいる胎児の時に一生分の卵子がもう作られているのです。

そして生まれてくるときにはおよそ200万個の卵子を卵巣に蓄えていると言われています。

思春期の頃には20〜30万個位にまで減少し、歳を重ねるごとに減っていきます。

卵子がなくなり排卵しなくなると閉経をむかえるのですね。

当然ではありますが、なんだか考えさせられる事実です。

タイムリミットとライフプラン

まだまだ、子供は先でもいいかな?と思っている方もいつか子供をほしいと思っているなら、AMH検査に限らず婦人科全般の検査を受けておいた方がいいと思います。

もし何かしらの異常がみつかった場合、仕事やプライベートよりも妊活を優先しようということになるかもしれません。

自分のやりたいことと妊活と、どちらを優先させるのか?

もし自然妊娠が難しい場合はどこまでの治療を受けるのか?

1度ゆっくりライフプランを考えてみましょう。

他のこととは違ってタイムリミットがあるので、できれば早いうちに…!

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