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不妊かな、と思ったら
不妊かなと思った時、産婦人科という専門機関がある以上、女性側の検査が先というのは分からなくもないのですが、問題はその後….!
男性側のチェックは専門の外来がないため、パートナーと同じ産婦人科か、ブライダルチェックなども行っている泌尿器科にかかる必要があります。
男性の不妊チェックは精液検査が最初になりますが、これがまたハードルが高く、プライドの問題であったり恥ずかしさの問題であったりと精神面で悩みがちです。
プライド?恥ずかしさ?精神面でぶつかる壁
よく考えてみてください。
奥さんが婦人科にかかるのだって精神的な負荷はあります。
たびたび内診台に乗らなければいけなかったり、頻繁な注射が必要になることもあります。
内診については妊娠後も継続的に続く診察で、出産後もあります。
一方の精液検査というのは一度行うとそう何度も続けてやることはない検査です。
うだうだと悩んでいても状況は変わらないので、覚悟を決めて検査に行ってもらいたいと思います。
男性不妊、実際の検査方法
実際の検査に行くには時間的に厳しいという方には家で採取したものを、病院に持ち込んでチェックしてもらう方法があります。
私たち夫婦はこの方法で精子の不妊チェックを行いました。
かかりつけであった産婦人科で相談すると採取用の容器を渡され、できれば朝採ったものを午前中のうちに見るのが良いと言われました。
容器はポリビニルで医療検査機関で使ってそうなボトル型、蓋はネジ式の至って普通のもので、夫には翌朝少し早起きしてもらい採取しました。
その後、人肌くらいの温度をキープしておくのが良いということで、ピッチリ目のジャケットを着て胸の間に差し込んで病院まで持って行きました。
ボトルは病院が用意してくれたジャストサイズくらいの巾着に入れていたので受付で渡すのにも恥ずかしいということはありませんでした。
結果は特に問題なくタイミング指導により妊娠に至ることができました。
この方法のメリットは男性が直接病院に行かなくてもいいことと、女性のチェックも同時に行えることです。
実際に私たち夫婦の場合はバラバラに検査に通っていたら同じように妊娠したとしても数ヶ月先だったことでしょう。
お互いのストレスを軽減するために
後から夫に聞いたところ、病院で「精液を出す」ということに強い抵抗があり、家でできたのはプレッシャーがなくて良かったと言っていました。
結果を聞いたのも妻である私を挟んでワンクッションあるのでドキドキせずに済んだようです。
不妊検査に抵抗のある男性には、結果はともかく病院に行かなくても検査自体はできるものだということを知ってほしいと思います。