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女性にとって子供を生んで育てるだけでなく、別の生き方もあるのではないか?
「女性にとって子供を生んで育てることが1番の幸せ」
ひと昔前だったらこの意見に賛成する方も多かったかもしれませんが、今の時代、女性の社会進出はどんどん進み、女性の幸せの形も多様化してきました。
少し前ですが山口智子さんが「子供を産んで育てる人生ではない、別の人生を望んでいました。
今でも一片の後悔もない。」と言いきったインタビューは話題になりましたよね。
子供のためにキャリアや趣味など、あきらめなくてはならないことは沢山あるでしょう。
それらをあきらめることなく自分がハッピーになるために子供を生まない、という選択は当然あると思います。
なんとなく子供が欲しい、と思う方は早く自分の本当の気持ちと向き合いましょう
ただ、今すぐではなくてもなんとなく「そのうち赤ちゃんほしいかな?」とか「欲しいのか欲しくないのかよくわからない」という方は、なるべく早くその気持ちと向き合ってほしいなと思うのです。
私は妊活カフェという妊活中の方同士のおしゃべり会を開いたり、漢方・鍼灸・アロマテラピーなどの専門家による妊活セミナーを開催したり、個人カウンセリングを行って妊活のサポートをしています。
妊活中の方に赤ちゃんを授かってほしいという想いでサポートしているのはもちろんですが、もう一つは自分で納得できる妊活ライフを送ってほしいという想いがあります。
私が1番残念だ思うのは、後になってから後悔することです。
あの時、病院で検査していればよかった
あの時、パートナーとよく話し合えばよかった
あの時、仕事をセーブして不妊治療すればよかった
あの時、鍼灸を試していればよかった
あの時、もっと食事に気をつければよかった etc…
万が一赤ちゃんを授からなくても、「私、よく頑張った、お疲れさま。」と妊活を頑張ってきた自分を認め、納得のいく妊活ライフだったと感じてほしいと思っています。
やってしまった事を後悔するよりも、やらなかった事の後悔の方が何倍も大きいそうです。
やってしまった後悔は日に日に小さくなるけれど、やらなかった後悔はどんどん膨れあがり、「もし〇〇していたら授かっていたかもしれない」という思いがなかなか消えないそうです。
向き合ったときに見えてくる本当の気持ち
先日お会いした方は、「私はそれほど赤ちゃんがほしくないし、歳も歳だしもう子供はいいかな」と思っていたそうです。
でもある日子供について話をしていくうちにポロポロと涙が出てきて、「本当は子供がほしい」という気持ちに気がついたそうです。
40歳を超えているし「今から病院に通うのは遅いかな?」と思う反面、やれるだけの事はやっておきたいと思い、現在は不妊治療に通っているそうです。
「子供がほしいのかほしくないのか、何となくわからないと」いう方は、その気持ちと1度しっかり向き合ってみてください。
それも、なるべく早いうちに。
山口智子さんのように「子供のいない人生を望む」という事になったら、今後のライフプランをゆっくり考えてください。
趣味や勉強などを始めるのに遅すぎることはありません。
いくつになってもチャレンジするのは素敵なことだと思います。
でも、先ほどの方のように「子供がほしい」という事になったら、妊活のプランを立ててみましょう。
「〇年後くらいに子供がほしいな」とイメージしたら、そこに合わせて心と体を整えて、仕事やパートナーとの関係もうまく調整しておきましょう。できれば早いに越したことはありません。
妊活にはタイムリミットがありますから…
苦い思いをして欲しくない
「あの時、もっと早く自分の気持ちと向き合っていればよかった」
という苦い思いはしてほしくありません。
自分の気持ちと向き合うのは勇気のいる事です。
でも、あとで振り返った時に「あの時ちゃんと向き合ってよかった」と、きっと思うはずです。
「子供は別にそこまでほしくないし授からなくてもいいや」と思っている方。
もしかしたら今まで気づかなかった感情に気づくかもしれません。
1度じっくり自分の気持ちと向き合ってみましょう!
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