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生活が落ち着いたら子どもが欲しい
結婚して4年、結婚当初は二人ともまだまだ若いと思っていました。
お互い転職したばかりで生活も落ち着かなかったので、子どものことはあまり考えていませんでした。
しかし、それから2年ほど経った頃、契約社員として働いていた私の契約の更新時期が近づいたときになって、そろそろ子どもを持っていもいいかもしれないねという話が出ました。
そうして私たちは妊活を始めることになりました。
妊活開始と同時に外での仕事を辞め、在宅ワークに切り替える
子どもができたら、もしくは、なかなかできなくて不妊治療をすることになったとしても、そのまま仕事を続けることは私には到底無理だと感じたため、妊活開始と同時に私は外での仕事を辞め、在宅ワークに切り替えました。
思い切った選択で収入は大幅に減ったものの、ストレスの多い前職を続けているよりは妊活にとっても良かったはずです。
妊活開始といっても、いきなり病院にかかったり検査をしてみたりはしませんでした。
まずは自然な形でがんばってみて、1年経っても妊娠できないようなら相談に行こうと夫婦で話し合いました。
幸い私の生理周期は安定していましたので、タイミングをとるのはそれほど難しくないように思えました。
その他、夫は亜鉛、私は葉酸とマルチビタミンのサプリを飲むようにしたり、二人で冷え性改善のためにウォーキングをしたりと自己流ではありますが、体質改善のための努力は惜しまなかったつもりです。
2度の妊娠と流産
3か月ほど経った頃、妊娠検査薬に初めて陽性反応が出ました。
産婦人科でもまちがいなく妊娠しているとのこと。
夫と二人で手を取り合って喜びましたが、このときの妊娠はごく初期の流産という形で終わりました。
それから2か月後にも再び妊娠することができましたが、それも初期で流産。
このときは手術を受ける必要もあったため、かなり大きな精神的ダメージを受けました。
2度の流産は想像以上に私のストレスになっていたようで、それからしばらくは夫との間にすごく喧嘩が増えました。
自分を責める日々
妊娠はできたのに産んであげられなかったと自分を責める気持ちが強く、精神的にとても不安定になっていたんです。
結局、それから1年は妊活のことを考える余裕すらありませんでした。
ただその間もずっと夫は私の気持ちを理解しようと寄り添ってくれました。
「○○ちゃん(私)と一緒にいることが一番大事だけど、二人の子どもだから顔をみてみたいという気持ちも諦めきれない」と何度も自分の気持ちを話してもくれました。
そんな夫の支えがなければきっとあのときに子どもを持つことは諦めてしまっていたと思います。
流産から1年が経って妊活を再開し、無事に子どもを出産したのはそれから1年半後のことでした。
妊活を振り返る
妊活をしている間は本当に辛い想いもしましたが、夫婦の絆を深めるためには必要な期間だったのかもしれないなとも感じています。
2度の流産は私にとって本当につらい体験でしたが、このことを通して夫の本当の気持ちを聞く機会が持てたようにも思っています。
“子どもが欲しい”、その気持ちで始めた妊活はどうして子供が欲しいのか、ということを改めて考えさせてくれました。
結果的には子どもに恵まれることが出来ましたが、そうでなかったとしても夫婦で妊活に取り組んだことで絆を深めることが出来て本当によかったと思います。
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