氷川社、熊野社、雷電社が合祀され鴻三社
昔から、赤ちゃんを運んで来てくれるといわれる幸福のトリ“こうのとり”。
そのこうのとりの伝説がある子授けのパワースポットが埼玉県にあります。
埼玉県鴻巣市にある「鴻神社」(こうのとりじんじゃ)。
赤ちゃんが欲しいと願う方が多く参拝に来られる人気の神社です。
現在の鴻神社付近にあった3つの神社(氷川社、熊野社、雷電社)が明治6年に合祀され鴻三社という神社になりました。
そして明治40年に社号を改め、鴻神社となり現在に至ります。
明治6年というと神社としては新しいと思いますが、3つの神社はそれぞれ長い歴史が刻まれた神社。
氷川社は1500年以上もの歴史があり、日本書紀にも登場しています。
その氷川社に”こうのとり伝説”があります。
鴻神社の辺りは昔、湿地帯だったため、こうのとりがたくさん住んでいたといわれています。
その伝説は、災いをなす大蛇をこうのとりが飛んできて撃退、人々の平和な生活を戻してくれたというお話。
こうした伝説があることから、災難除け・厄除け・方位除け・縁切り・縁結び・家内安全・子授け(子宝)・安産・交通安全に特にご利益がある社として崇拝されています。
なかでも赤ちゃんを運んで来てくれるといわれるこうのとりが、神様の使いとして祀られていることから、子授けを願う方が絶えず来られます。
また、熊野社は社運隆昌・成長発展・病気平癒、雷電社は雷除け・鬼門除け・方位除け・災難除けにご利益があることから、3柱の神様がいる鴻神社に行くとたくさんのご利益が得られます。
祈祷のために社殿に入ると、それまでの空気とは一変。
檜の良い香りと、神聖な空気に触れ、身が清められるような雰囲気に包まれます。
祈祷は雄と雌の2羽のこうのとりの神像の前、そして3柱の神様の前で行われます。
ここに座ると、神様とこうのとり夫婦が赤ちゃんを運んで来てくれそうな、そんな温かい気持ちになります。
こうのとりの神像前に子授けお守りが置いてありますが、祈祷後にピンクかブルーどちらかの水晶(みたま)を選び、好きな色のお守り袋に入れてもらいます。
女の子を願うならピンク、男の子ならブルーといわれていますが、当たるかどうかは…お楽しみですね。
祈祷する際に、神殿の中にある「木曽桧樹魂塊」に触れましょう。
それは数百年を経た桧の大木の根本にできた大きなコブ。
高さは60センチ、幅1メートル、重さはなんと約200キロという巨大なコブです。
大木が産んだ塊として「子授け・安産・子育て」のご神体とされています。
霊感の強い方は触るとビリビリとくるとのこと!確かに触るとじわじわとパワーが体に入ってくるような、不思議な感覚になります。
祈祷を受ける方しか触ることはできませんが、ぜひご祈祷の際はここからたくさんのパワーをいただきましょう!
子授けにご利益があるお守り3つ!
鴻神社にはたくさんのお守りが用意されていますが、子授けにご利益があるお守り3つをご紹介します。
<1>こうのとりのたまごお守り
鴻神社に伝わる「こうのとり伝説」にちなんだ幸運のたまご。自宅に置いておく用です。このお守りを入手した方から妊娠できました!という声が多々あるようで、必ず入手していただきたいお守り。
<2>子授けお守り
身に付けて持ち歩く用のお守り。中には水晶(みたま)が入っていて、赤ちゃんを引き寄せてくれるというご利益があります。水晶はピンクまたはブルーのどちらかが入っているので、どちらの色が入っているのかは購入してからのお楽しみ!
※祈祷を受ける方は水晶の色が選べます。
<3>こうのとりのお守り
ビニール加工されたカード型お守り。子授けお守りとこちらのどちらかを持つと良いです。
こうのとり伝説は鴻巣市の名前の由来の一つ。市の鳥は「こうのとり」で、町中にはこうのとりの絵やキャラクターが至る所に描かれているんですよ。
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