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今大注目の妊活スーパーフード、アーモンドの効果って?
最近良く耳にする『スーパーフード』、皆さんどんな食べ物のことかご存知ですか?
スーパーフードとは、栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食物やある有効成分が突出して含まれている食物の総称です。
今、医療健康分野で大注目のスーパーフード。
この波はもちろん妊活界にもやってきています。
様々な注目フードがありますが、今回は私たちの食生活に身近なアーモンドについてご紹介します。
アーモンドってどんな食材?
アーモンドは種実類の一種で長球形の扁平な形が特徴で、香りや食感を楽しめる食物です。
芽吹きに必要なパワーがつまった栄養分の宝庫で、ビタミンやカルシウム、鉄、マンガンなどがたっぷりと含まれています。
妊活で大注目のアーモンドパワーはこの4つ!
(1)ビタミンE
言わずと知れた『妊活ビタミン』のビタミンE。
突然ですが皆さん、ビタミンEがどうやって発見されたかご存知ですか?
実は、不妊症の研究中に発見されたのです。
合成飼料で飼育されたラットに不妊症が多発したとき、飼料にレタスや牧草を加えたところそれが劇的に改善したとのこと。
原因因子を解明したところ、それがビタミンE(トコフェロール)だったんですね。
このトコフェロール、ギリシャ語の『tocos』(出産、子を産む)と『pherein』(授ける)を合わせた造語とのこと。
まさに妊活とは切っても切り離すことのできない栄養素であることがわかります。
ビタミンEは、その強い抗酸化作用とホルモン調節作用が妊活における要注目機能です。
活性酸素を除去し体内の酸化を防ぐことと、自律神経を整えることにより体内のホルモンバランスが調整され、卵巣機能がアップします。
また血管内の酸化も防ぐので、血流が良くなり子宮へたくさんの栄養素を届けてくれるようになります。
その結果、子宮内膜が厚くなり、受精卵の着床確率が上がります。
血流上昇により冷えも解消されます。
ビタミンEの作用は男性にも効果的で、運動精子数を上げるなど精子の質を高めてくれます。
(2)不飽和脂肪酸
アーモンドは脂質が豊富に含まれている食物ですが、そのほとんどが不飽和脂肪酸と呼ばれるものです。
一価不飽和脂肪酸のオレイン酸や多価不飽和脂肪酸のリノール酸は、『善玉コレステロール』と言われるHDLコレステロールを下げずに総コレステロールを下げる働きがあり、血液をサラサラにしてくれる効果があります。
血流上昇の効果は、ビタミンEの項で解説したとおり、妊活を行う上で重要視したい効果です。
また、体内で酸化しにくい性質もあるので過酸化脂質をつくりにくく、若々しい身体作りに有効な栄養素です。
(3)亜鉛
亜鉛は受精卵の細胞分裂を助ける効果をもちます。
また、以前牡蠣の特集の際説明したように、免疫細胞のはたらきを活性化させたり、粘膜の健康を保つビタミンAを体内にとどめ、喉の痛み・鼻水・鼻づまりなど風邪の症状を緩和したりするなどこれからの季節に嬉しい効果もあります。
(4)鉄
皆さんご存知の妊活&妊娠に欠かせない貧血予防に必要な栄養素です。
どのくらい食べる?アーモンド
様々な栄養素をしっかりと含むアーモンドですが、そのぶんエネルギーも100gあたり598kcalとお高め。
1日に必要なビタミンE量を考慮すると、1日20粒くらいを目安に摂取することがおすすめです。
お酒のおつまみとしてよくある食塩使用のアーモンドは取りすぎると高血圧の恐れもあるため、食塩不使用のものがオススメです。
フライパンで乾煎りすると風味が増し食べやすくなります。
ビタミンEは熱に強い栄養素のため、栄養成分が失われることもありません。
また、最近はアーモンドの栄養素をぎゅっと濃縮したドリンクも豊富。
味も豆乳のように飲みやすく、様々なフレーバーも登場しています。
スーパーやコンビニで手軽に入手することができるので、一度試してみてくださいね。
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