不妊カウンセラーコラム体づくり

早すぎることはない不妊治療!若いうちに知っておきたい妊活のこと【不妊治療経験カウンセラーvol.12】

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若ければすぐに妊娠できる?その答えは、、、

私が初めて不妊専門のクリニックを訪れた時、少し驚いたことがあります。

それは患者さんたちの年齢です。

患者さんは30代後半〜40代前半くらいだと思っていたのですが、20代と思われる人も沢山ました。

待合室に置いてあるクリニック卒業生のノートを見ると、20代前半の方や、10代の方もいました。

若くても不妊治療の必要がある人が沢山いることをこの時知りました。

 

若くして結婚した方は、なかなか赤ちゃんを授からなくても、

「まだ若いしそのうちできるだろう」

「まだ子供はいらないからゆくゆく考えよう」と、

検査さえ受けずに何年も過ごしてしまうことがありがちです。

周りも「まだ若いからね、そのうちね」という感じで、あまり積極的に子供を持つことを勧めなかったりもします。

不妊症とは「カップルが避妊せずに通常の性交渉を行っていても12か月以上妊娠しないこと」とWHOで定義されています。

何も問題がなければ、3ヶ月で約30%、半年で約50%、そして1年では90%のカップルが妊娠するというデータがあります。

つまり、1年経っても授からなかったら、何か原因が潜んでいる可能性が大きいのです。

排卵障害、卵管の癒着、子宮内膜症、子宮筋腫、クラミジア…など、症状がなくても進行してしまうことが多いので、早期発見・治療がとても大切です。

「若いから大丈夫!」と思っている方、大丈夫ではないかもしれません。

不妊治療をするかどうかは別として、早めに夫婦そろって検査を受けましょう。

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30代でもまだまだ若々しい女性は沢山います。

仕事もプライベートも充実していて、年齢よりはるかに若く見える方が多くなってきました。

見た目が若々しく、健康だったらすぐに妊娠もできそうな感じがしますよね?

最近では高齢出産だったり、不妊治療をして40代でも出産したりする有名人が増えてきたせいもあり、

「子供は仕事がひと段落してからでいいかな」

「40歳までに出産できたらいいかな」

と、40歳過ぎてもちょっと頑張れば出産できると思っている方が増えているように感じます。

しかし、そうではありませんよ!

外見も若くなり、平均寿命が延びているから妊娠適齢期も延びていそうに感じますが、実は昔とほぼ同じで20代〜35歳位までなのです。

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今も昔も妊娠適齢期は変わりません

仕事や食事など、女性のライフスタイルが変わっても、昔からほぼ変わらないのです。

もちろん個人差はありますが、女性の生殖機能の働きを考えると、妊娠適齢期は35歳までが適しているといえます。

女性は一生分の卵子を持って生まれ、その数は約40万個と言われています。

卵子は生理が始まった時から1か月に1個ずつ排卵します。

毎月の排卵とともに未成熟な多くの卵子が自然淘汰されていきます。

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年齢を重ねるごとに卵子の数は減っていき、卵巣に残っている卵子の活動も歳とともに弱くなっていきます。

妊娠する力は、20代のピークを過ぎてからゆるやかに下降していき、35歳を過ぎたころから急激に低下します。

外見がどんなに若くても、卵子は確実に老化していきます。

不妊治療したらすぐにできる、と思っても、現実はなかなか思うようにいかない事も多いのです。

高額な治療費を払い、仕事の調整をしてクリニックに通うことはとても困難なことです。

繰り返しになりますが、妊活は少しでも若いうちの方が確率は高く、年々下がる一方です。

いつか子供がほしいと思っているなら、早いうちに婦人科の検査を受けましょう。

そして、自分の身体を正しく知ったうえで自分のライフプランを立ててみましょう。

自分でよく考え、悩み、迷い、選択したという事実はこれからの人生の財産になります。

将来の自分のためにも、ぜひ自分らしい妊活をしてほしいと思っています。

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