ひとりの女性がもつ卵子の数には限りがあると知っていますか?
実は一番数が多いのは、母親の胎内にいるとき。
原始卵胞といわれる卵子のもととなるものを卵巣に蓄えているのです。
なんと、産まれる前なのです!
生まれたときにすでに一生分の卵子を生み出すもとの数が決まっているということですね。
と、いうことは必然的に卵子の数も決まっているということ。
このときの数が一説では200~700万個と言われています。
そこから出生時にはすに半分以下になると言います。
そして成長するにつれ減少していき、思春期を迎えた時点で20~30万個に。
その後もスピードを加速させながら、原始卵胞はどんどん減少します。
出産に適しているとされる年齢になる前にどんどん卵子の数は減少します。
目安としては40歳を迎えるころには2~3万個になり、閉経を迎えるまでにゼロに近づいていきます。
40歳で2~3万個もあるんだったら妊娠できるんじゃない?と思われる方も多いのではないでしょうか。
しかし、この数は卵子のもとになる数の話なのです。
すべてが卵子として活躍できるのではなく、このもとの中からほんの一握りだけが卵子になることが出来るのです。
思春期には20~30万個あった原始卵胞が、卵子となり排卵に至る数は本当に少しだけ。
女性生涯で排卵する卵子の数は400~500個しかありません。
このことを知ると毎月の生理がとても貴重なモノだと再認識できますね。
卵子の加齢と老化
人が年齢を重ねるように卵子も年齢を重ねます。
それが最近よく聞かれる“卵子の老化”ということですね。
卵子のもととなる原始卵胞は、産まれる前から体に備わり、そのまま一生をともにすることが出来る特殊な細胞です。
原始卵胞も人の体と同じように年齢を重ねるため、排卵が行われても卵子としての機能が低下することを卵子の老化というのです。
残念ながら卵子は新しく作ることも外から補給することも出来ません。
現段階では現代の最新治療を駆使してもまだ叶いません。
45歳で見た目がどんなに若くて25歳に見えるひとでも、卵子の年齢までは若返らせることは出来ず、みんな平等なのです。
このことからも妊娠を考えるのならば、妊活を始めること自体はいくつであっても早すぎることはないということですね。
原始卵胞の残りの量が知りたくなったら?
不妊治療検査の一環でAMH(アン ミューラリアン ホルモン)検査というものがあります。
この検査では発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンの値をチェックします。
血中AMH値が低くなると原始卵胞の数量も少ないと考えられるので原始卵胞の残りの目安を知ることが出来ます。
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妊娠応援団編集長
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